🐾今月のコラム 診察台の上、息をひそめて──新人看護師だった私と猫の“静かな決闘”

──新人看護師と猫が繰り広げた、診察台の静かな心理戦
〜新人看護師時代に現場で学んだ、猫との向き合い方〜

こんにちは!静岡・焼津・藤枝で活動するペットシッター&careの高木です🙋‍♀️
今日は、私が新人の動物看護師だった頃のお話をしようと思います🧑‍⚕️🔰

大学を卒業し、愛知県にある動物病院に就職し、念願の動物看護師としてスタートを切った頃のこと。
動物看護師になって“本物の緊張感”を初めて味わったのは、怖い先輩でも注射でも手術でもなく、診察台の上での”「猫の目」との静かな戦い”でした。

その猫ちゃんはキャリーから出された直後、ピタッと診察台に張り付いたまま一切動かず。
「おとなしい子かな?」と一瞬油断した私の目に飛び込んできたのは、ギラッギラに光る、まさに“獣の目”。

──「俺に触れると思うなよ?」

そう言っているような、静かで、けれど確実に“怒りの火花”を散らす視線。
呼吸の浅さ、岩のようにガチガチに固まって、ヒゲ一本動かさない。
全身を緊張の糸で張りつめ、今にも“飛ぶか、噛むか”のギリギリの境界線。

視線が合ったその瞬間、手のひらにじんわりと冷たい汗が…

けれど猫ちゃんは微動だにせず、ただ“目だけで圧”をかけてくる。

「おねがい…動かないでね…おねがいします…」
私は、ほとんど呪文のように心の中で唱え続けていました。

🤯 猫にとって病院は“ストレスの大洪水”

警戒心の強い猫ちゃんにとって病院は、見知らぬ匂い・音・光・人──
あらゆる五感が一斉に刺激される“危険信号MAX”の場所。
触られることは「捕まる」「逃げられない」「身動きがとれない」と直結し、そこに怒りと恐怖が混ざった“静かな反撃”が始まるのです。

🧺🫧 猫ちゃんの不安を減らす、病院前のちょい工夫

  • キャリーは“隠れ家”として普段から解放
  • 飼い主さんのTシャツや好きな毛布を一緒にIN
  • 待合室ではできるだけ静かな空間を選ぶ
  • 移動や診察のたびに“ご褒美”で病院をポジティブに
  • 必要に応じて診察前に飲む”鎮静薬”を獣医さんに相談して処方してもらう(我が家の猫も病院嫌いのため必須です😾)

新人時代のあの猫との対峙は、ただの業務ではありませんでした。
お互い命がけの“沈黙のやり取り”だったと、今ならわかります。

看護師として経験を積むうちに“あのギラギラ目”にも冷静に対応できるようになりましたが、あの時の緊張感、あの汗ばむ手の感触、診察室のピリつく空気は、今でも思い出せるくらい鮮明です。

私はただの「いい子だね〜」と言って捕まえる人間じゃない。猫にとっての“安全圏”でありたい──
あの日から、そう強く思うようになりました。

この体験は、ペットシッターとして働く今にも生きています。
警戒心の強い子や、ノラ出身の猫ちゃんのお世話や見守りケアを行うとき、あの時の“ギラギラ目”の記憶が、いまも私の判断を支えてくれています。

猫ちゃんとの距離感は、マニュアルでは測れません。
にじり寄るタイミング、視線を外す間合い、そして“無理に触らない”勇気。

すべては現場で培った感覚です。今でも猫ちゃんと目が合った瞬間、あの診察台の空気を思い出しながら、心でそっと挨拶をしています──「今日は、敵じゃないよ」と☺️

  • 「警戒心が強くて他人には懐かない」
  • 「おうちで静かに過ごしたい子のために」
  • 「体調や年齢に合わせたケアが必要な猫ちゃんに」

そんな猫ちゃんのために、心と距離感を大切にしたお世話を行っています🐈‍⬛✨

🧑‍⚕️ 愛玩動物看護師が対応します!
現場経験豊富だからこそ、ちょっとした仕草や体調の変化にも気づけます。

🛏 シニア猫・持病のある子も安心対応
トイレケア、食事補助など、猫ちゃんに合わせたサポートを行います。

🚪 静かな見守りから、人見知りな子との付き合いまで
無理に触らず、猫ちゃんのペースを第一に。信頼を少しずつ築くお世話を心がけています。

📍対応エリア
静岡市(葵区・駿河区・清水区)、焼津市、藤枝市

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